UbuntuでのSambaの設定

この記事のまとめ:
  • Ubuntu 16.04でのSambaを設定してWindows 10のPCからフォルダアクセスを行う方法。
背景:

単純に家にUbuntu 16.04が動くPCとWindows 10が動くPCがあるので間でのファイル共有を行うためにUbuntu PC側にSambaの設定をしたのですが意外とてこずったので備忘録として設定方法を残しておきます。

流れ
  1. Sambaのインストール
  2. smb.confの編集
  3. Sambaサービスの再起動
  4. Windows PCからの接続確認
1. Sambaのインストール

下記コマンドでSambaのインストールはできます。

$ sudo apt install samba
2. smb.confの編集

/etc/samba/smb.conf[global]の中に下記を追記し、同種の設定をコメントアウトします。

[global]
# SMBプロトコルバージョンの下限の設定
server min protocol = SMB2
client min protocol = SMB2
 
# 文字コード
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
 
# 共有ディレクトリへアクセスする際にユーザー名とパスワードを自動送信するモード
security = user
 
# シンボリックリンク先のディレクトリの参照を許可
unix extensions = no
wide links = yes
 
# ゴミ箱を使用
vfs objects = recycle
 

## Browsing/Identification ###の中にserver max protocol = NT1の記述があるのでコメントアウトすること。

#これで私はハマった…

下記コマンドでちゃんとパラメーターが正しく設定されているか確認しておけばよかったです。。。

$ testparm

その他主要な設定は下記がわかりやすいです。

3. Sambaサービスの再起動

Sambaサービスの再起動と、合わせて自動起動設定もしておきます。

$ sudo systemctl restart smbd
$ sudo systemctl enable smbd # 自動起動設定  

再起動は下記の方が慣れている方もいるかもしれません。どちらでも大丈夫です。

$ sudo /etc/init.d/smbd restart
4. Windows PCからの接続確認

うまく設定ができていれば、Windows PCのエクスプローラーからSambaを設定したPCのIPアドレスもしくはホスト名をしてすれば接続できるはずです。ただし、うまくいっていない場合エクスプローラーからだと原因がわかりませんのでその時はコマンドプロンプトから下記のコマンドで確認すれば原因を表示してくれます。

> net use x: \\[IPアドレス or ホスト名]

今回は以上です。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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